松村雅亘 1973年 フルメンテナンス済み

□商品詳細 静岡県浜松市でクラシックギターの製作・販売・修理をしております佐藤クラシックギター工房と申します。

★佐藤クラシックギター工房サイト★
https://www.guitar.jp.net/

こちらのギターはお客様から下取りしたものを当工房でフルメンテナンスしたギターとなります。49年も経ったギターで，年式相応の傷やトラブルがありましたが，それらを全て修理・調整しました。すでに当方に持ち込まれた際に雑な修理をされていたので，再修理も含めて，通常ならば16万円相当になる修理調整をしました。塗膜をはがし，全塗装すればきれいになるのですが，それではせっかくの音が台無しになってしまいますので，オリジナルの塗装を残すため，細心の修理をしましたが，修復痕は残ってしまいました。その他キズも多く，外見は悪いのですが，音には問題がないように修理・調整が済んでおります。

オークションで格安のギターを購入しても，その後のメンテナンスにそれなりの費用がかかりますが，こちらは専門工房でのフルメンテナンス済みですので，すぐに最善の

製作者：松村雅亘（Masanobu MATSUMURA）
製作年：1973年
表面板：スプルース単板
裏・側板：インディアンローズウッド
弦長：660mm（1弦ナット～サドル）
ボディ横幅（下部最大）：370mm
ボディ横幅（くびれ部）：245mm
ボディ横幅（サウンドホール上部最大）：290mm
ナット弦幅（1〜6弦 各弦中央間隔）：42mm
弦高：1弦12フレット：3.2mm／6弦12フレット：4.0mm（弦高測定専用デジタル測定機による）

メンテナンス内容
・ボディ全面，ネック，ヘッド汚れ取り，艶だしバフ研磨
・塗膜剥がれ，打痕箇所セラック塗装補修
・フレット浮き修理
・フレット全面すり合わせ高さ調整
・フレットサイド研磨，ネックサイド塗装補修
・表面板力木はがれ（3ヶ所）修理
・裏板力木浮き（2ヶ所）修理
・表面板割れ修理（上部高音側20cm）
・表面板割れ修理（1弦側指板脇8cm）
・ネック（ナット裏部）クラック修理
・ヘッドクラック（ペグ取付木ネジ部に沿った）修理
・サドル（無漂白牛骨）製作・弦高調整
・ナット溝調整
・ペグ（ゴトー 40G2000・軸間39mm）交換
・弦交換（ダダリオ・プロアルテ・ノーマル）
以上，メンテナンス代金は16万円相当分になります。

弦高は1弦12フレット：3.2mm，6弦12フレット：4.0mmで，クラシックとしては標準～やや低めで，ナット側も限界ギリギリまで弦高を下げてあります。ローフレット～ハイフレットまで強い弾弦でもビリつきがなく，非常に弾きやすい
ペグは70年代の国産ギターですので，現在のもの（現在は軸間35mmが世界共通）と異なる軸間39mmです。交換してありますので，滑らかな回し心地で，耐久性も問題ありません。

音は個人差による感覚が異なりますので，あくまで個人的な感想ですが，49年も経っており，完全に枯れきった材の音は新品のギターには到底真似できない明るく乾いた音です。元々松村ギターは，カラッと乾いたやや硬質な音が特徴ですが，この楽器もその特徴が顕著です。松村ギターはかつて鉄下駄と評されたギターで，正直言って初級者にとって扱いやすいギターではなく，これまでも福田進一さんや大萩康司さんなど数々の有名プロギタリストが愛用してきた（このギターではなく，お二人とも若い頃は松村ギターを愛用されていました）通り，基本的にプロ仕様の楽器です。それなりの技量があれば，ステージで遠達性に富んだ素晴らしい音色を聴かせてくれるでしょう。

一通りの考えられる修理・調整を施してありますが，あくまで半世紀近く経ったギターですので，年式相応の小キズ，擦りキズ，打痕，塗装のはがれ，くすみ等説明しきれない部分も多数ございます。写真には写りきらないキズや打痕も多数ありますが，その点ご了解の上，写真をよくご覧いただきご検討ください。また古いギターですので今後トラブルが発生する可能性もございますので，その点も充分考慮した上でご入札ください。 □支払詳細 かんたん決済 □発送詳細 静岡県浜松市よりヤマト運輸の着払い宅急便にて発送。発送用にスチロール製ライトケースをお付けします。 □注意事項 通常使用に問題のあるようなビリつきが発生する等，明かな瑕疵以外は，ノークレーム，ノーリターンでお願いいたします。特に外観に関しては，商品説明にある通り，年式相応のキズ，打痕，修復痕が多数ありますので，ご了解の上，ご入札ください。
+ + + この商品説明は オークションプレートメーカー２ で作成しました + + +
No.202.001.004
xkcrx ・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・